STORY

「よい暮らし」を届けたい――確かな技術と人情で紡ぐ、GOODな未来

ものづくりの喜びと、心の中に積もる「もやもや」

子どもの頃から絵を描くことが好きだった私が最初に選んだ仕事は、広告制作でした。
パンフレット等のデザインを手がける仕事で、当時はちょうどパソコンでデザインをする時代の走りの頃。大好きな絵に関わる仕事に、最初は胸を弾ませていました 。
しかし、がむしゃらに働く中で、少しずつ小さな「もやもや」が積もっていったんです。何日も時間をかけて丁寧に作り上げたデザインは、気付くと上司や会社の手柄に…。個人の努力が正当に評価されない悔しさが若い心の中にじわじわと積み重なっていき、数年で退職。

その後は、居酒屋や引っ越し屋、ドラッグストアなど、アルバイトを転々とし、やりたいことも見つからず、ブラブラとくすぶる毎日でした。そんなとき、今の妻と出会ったんです。
ちゃんとしなきゃ。——責任感と前向きな気持ちが自然と湧き、知人から紹介された建設会社に入ることにしました。全くの未知の業界でしたが、モノづくりは好きでしたので「とにかく目の前のことからやり直そう」という一心でスタート。
とはいえ、最初の1年近くは現場のゴミ片付けや掃除、先輩たちの道具の準備といった雑用ばかり…。正直、心が折れそうになったことも何度もありました。
それでも私が踏みとどまれたのは、職人の世界に流れる温かい人情のおかげでした。社長や先輩の職人からは、厳しい言葉が飛び交いつつも、その目の奥にはいつも、私を気にかけてくれる優しさがあったんです。

やがて少しずつ仕事を任せてもらえるようになると、私の世界も一変。請け負っていた住宅の基礎工事は地味で体力的に過酷な仕事ですが、自分が手を動かした分だけ、目に見える確かなカタチとして残っていく。自分の技術が誰かの役に立っているという確かな手応えは、前職では味わえなかった大きな喜びでした 。
そして職人として懸命に走り続け、31歳になったとき、社長がかねてから自分に言ってくれていた「いつか自分でやれ」という言葉を糧に、私は独立という新しい挑戦の第一歩を踏み出したんです 。

独立の壁、固定費のプレッシャー、そしてオーナーとしての葛藤

会社を立ち上げてすぐは、かなり苦戦しましたね。

まだ社会的信用がないため、建設業界では当たり前の掛け払い取引をさせてもらえなかったり、経理面でもはじめてのことだらけで1つ1つの作業にかなり時間がかかりました。
資金面でも精神面でも厳しい毎日が続きましたが、それでもコツコツと誠実な仕事を心がけていくと、信用も得られるように。大変でしたけど、苦労は学びになる、という感覚がこの頃から自分の中に育っていたように思います。

独立当初、お客さまからいただいた温かい言葉も励みになりました。

「若いのに偉いね。家の基礎って、家の中でいちばん大事なところだから」って。たった一言でしたが、じんわりと胸に染み渡りました。自分の仕事が、誰かの暮らしを支えている。その実感が、くさらずこの仕事を続けさせてくれていたんだと思います。

仕事が少しずつ軌道に乗り始めると、今度は採用の問題が出てきました。  
集まってくれた従業員たちに給料を支払うために仕事を増やすものの、未経験者はなかなか定着せず、ようやく戦力になってきたと思ったら辞めていってしまう。
気づけば、目の前のやるべき業務と出ていく固定費ばかりが膨らみ、最終的には私ひとりが必死になって現場を掛け持ちしていました。自分が一番消耗し、身も心も削られていく。本当に何度も、夜一人で頭を抱えました 。

病室での会話から始まった、未知なる資格への挑戦

転機はコロナ禍のことです。40歳を目前に体調を崩して、半月ほど入院しました。体が資本の仕事だということは、ずっと頭のどこかにありました。でも毎日の忙しさに追われて、ずっと直視しないまま。病室のベッドの上で初めて、その問いと真正面から向き合うことになりました。

「もし復帰できなかったら、会社はどうなる。従業員はどうなる。家族は──」。考え始めると、不安が止まらない。自分には現場で働くことしかできない、という閉塞感の中で、気持ちがどんどん沈んでいきました。

そんなとき、友人がお見舞いに来てくれて言ったんです。「佐藤さん、現場以外の資格って持ってる? 俺、現場監督やめてから宅建取ったんだけど、すごく良くて人生変わったよ。休んでる間に何かやってみたら?」と。

宅地建物取引士という資格のことを、そのとき初めて知りました。調べてみると、大卒資格は必要ない、実務経験もいらない。それを知ってすぐに「やってみよう」と思えました。目の前に目標がないと、メンタルが崩れそうで。シンプルに、支えが必要だったんだと思います。

とはいえ、現実は甘くありませんね(笑)。最初に申し込んだ通信講座の教材は、難解すぎて最初の1ヶ月で挫折。諦めかけていたとき、気晴らしに立ち寄った書店の資格コーナーの棚でふと目が留まったのが、大澤茂雄先生の著書「ダイナマイト宅建」の問題集でした 。

パラパラとめくってみると、そこには堅苦しい解説ではなく、多めのイラストと笑えるギャグが散りばめらた一風変わった教材。あれほど難しかった知識が嘘のように頭に入ってきましたね。現場の仕事に復帰しながらの過酷な受験勉強でしたが、この本のおかげでモチベーションを切らすことなく勉強を継続することができ、1回目の受験で無事合格。自分でもできるじゃないかと、本当に嬉しい瞬間でした。

「エージェントモデル」との出会い、そして心が動いた瞬間

かねてから、自分が作った基礎の上に家が建ち、そこで暮らすご家族のことを考えたときに「もっとお客様の人生に寄り添える仕事にしたい」という漠然とした想いを持っていました。そのため宅建を取った今ならそれができると思い、すぐに自社で宅建業免許を取得。

しかし実務経験が追い付いていなかったので、不動産フランチャイズを調べ始めることに。

ここで「REMAX」に出会ったんです。ちょうど宅建の勉強でお世話になった大澤先生がREMAXに関わっていることもSNSで知り、余計に気になってしまい、本部のセミナーに参加しました。

正直に言うと、最初は少しとまどいましたね。「グローバル、世界規模」など、これまで縁のなかったワードが出てきて、「ちょっとやばいところに来てしまったかも」って(笑)。

それでも会場には信頼している大澤先生も来てくださったので、本部の方とじっくり話すことができました。

エージェントモデルという仕組みには、ものすごく共感しました。「従業員を雇って、自分だけが消耗していく」というあの経験が蘇ってきて。それぞれのエージェントが自立して動き、お客さまと向き合う。そういう働き方が、自分の理想にとても近かったんです。

それでもコストの不安やうまくいかなかったらどうしようという心配はすぐには消えませんでした。ですが他のフランチャイズからも話を聞く中で、私の背中を最後に押してくれたのは、RE/MAX JAPAN本部の「人」の温かさでした。
代表の佐久川さんが2度も弊社まで足を運んでくれたり、本部スタッフの方にもいつも丁寧に対応いただき、この人たちと一緒に仕事がしたい——理屈じゃなく、そう心が動いたことが、加盟を決めた瞬間でした。

関わるすべての人へ届けたい。覚悟の先にある「GOOD」の未来

加盟してすぐのイベントで、一人のオーナーがまだ馴染めず隅にいた私に声をかけてくれました。

「リマックスで成功するために必要なのは2つだけ。勇気と覚悟。佐藤さんはもう飛び込んだから、勇気はクリア。あとは覚悟だけだよ」——話してくれたのは全国トップオフィスのREMAX  L-Style大西オーナーでした。シンプルな言葉でしたが、私の心に深く刺さり今でもその言葉を大事にしています。

また大西オーナーとのお話の中で「言葉にしないと伝わらない。思いを発信することが大事」と聞き、その言葉をきっかけにSNSでの発信を始めました。

でも正直、ものすごく苦手で——。もともと職人気質で、言葉で表現するより手を動かす方が好きだった。でも苦手だからやらない、では何も変わらない。「覚悟」という言葉が、私を突き動かしていました。

すると、続けていくうちに意外な変化に気付いたんです。言葉にすることで、自分の気持ちが整理されるんですよね。職人の世界は弱音を吐かない文化があって、何でも溜め込むタイプだった自分が、だんだん解放されていく感じがした。気分が沈んでいる日でも、投稿を書いているうちにテンションが上がってくる。この小さな感動があったからこそ2年近く毎日発信を続けることができ、今では多くの人にREMAX GOOD.を知ってもらい、エージェントという仕事に興味を持ってもらうこともできました。

RE/MAX GOOD.に迎えるエージェント仲間に対して、私が何よりも大切にしていることがあります 。それは、「お金が先か、人が先か」。
稼ぎ方としてエージェントを選ぶのか、誰かのために動きたいという気持ちが先にあるのか。本当に誰かのためにという思いを持てる人と、一緒に仕事がしたいですね。そういう人にはお金も必ずついてくるものです。

私はこれからも現場に立ち続け、エージェントと同じ目線で悩みや喜びを共有していきます。職人の世界で見てきた、時には厳しい中でも互いに尊重し合いながら育っていく関係性。あのあり方が、私の理想です。
エージェントの方々には、私が長年経験してきた建設・建築の知識も思う存分吸い取ってもらって、不動産仲介にとどまらず、建築プランを考えたり、売るだけではない空き家の利活用など、お客様と最後まで伴走する、そんな仕事が共にできたら幸せです。

自分も、エージェントも、お客様も、リマックスに関わるすべての人が、今よりもっと「より良い暮らし」になってほしい。「REMAX GOOD.」はそんな想いで名付けました。

埼玉の松伏という街で、知る人ぞ知るマニアックなオフィス——確かな質で、目の前のお客様やエージェントの方々と二人三脚で、どこまでも深く向き合っていく。そんな温かい挑戦を、一歩一歩積み重ねてまいります 。

CONTACT

お電話でお問い合わせ

0120-371-735

お電話でのお問い合わせは年末・年始をのぞく
平日10:00から18:00まで受け付けております

メールでお問い合わせ

お問い合わせ