STORY

「まだないもの」を、考える。――明日を変える不動産の「0→1」

「まだないもの」に惹かれ、挑戦を重ねた原点

小学校の卒業文集、将来の夢は、「博士」でした。
ロボットをつくる博士になりたい、そう書いていたんです。

当時は、深い意味まで考えていたわけではなかったと思います。ただ、「こんなものがあったら面白い」と考えることが好きでした。
自分の頭の中に浮かんだイメージを、どうやったら形にできるのか。そう考えることが、昔から好きだったんです。

高校を卒業後はあまり勉強は得意ではなかったので、名前を書いたら入学できそうな専門学校へ(笑)。当然勉強は二の次となり、専門学生時代、私が心酔したのはバンド活動でした。
きっかけは大阪で心が動かされたパンクバンドとの出会い。気付けば「バンドをやろう」と、自分でメンバーを集め始めていました。

チラシをつくり、楽器店やライブハウスに貼って、仲間を募る。やがてメンバーが集まり、私はボーカルとしてステージに立ち、数年後には西日本をツアーで回るまでになりました。

今振り返ると、これも自分らしいなって思います。

「面白そうだ」と思ったら、まずやってみる。やってみれば、次に必要なものが見えてくる。そして、そのとき、そのときで出会った人や体験が、次の道をつくっていきました。
実は、バンド活動の傍ら、建設業のアルバイトを経験していて。好きなことを続けるには、短時間でも高収入が得られるこの業界が私に合っていたんです。
このときは自分がこの道で生きていくことになるとは思ってもいませんでしたが…(笑)。

バンドの解散は、母の病気がきっかけ。看病のため、地元に戻ることになりました。
当時、母の世話をしながらいろいろな仕事を経験しましたね。その中で不動産の仕事にもチャレンジしていたんです。1年程の勤めでしたが、自分の中では手応えのある仕事だったと感じていて、心のどこかに「もう一度、不動産をやってみたい」という思いがありました。

試練を糧に、信頼を積み重ねる。

30歳を迎える頃、私は建設業の道へ本格的に足を踏み入れました。ヘルメットをかぶり、安全帯を締めて高所作業に立つ日々。決してスマートな世界ではありませんが、汗を流した分だけ成果が目に見える現場にやりがいと達成感を感じていました。

個人事業主として始めた事業を35歳で法人化したのですが、それには理由があって、現場で共に働く仲間が増え、彼らの背後に広がる家族の暮らしを見つめたとき、自分が受け止めるべきものの重みが変わったんですよね。
組織として信用を得て、より大きな工事を引き受ける。それは、大切な人たちの生活を何があっても支え続けるという、自分自身への約束でもありました。

そして法人化して数年後、次の一手を考えている中、ご縁あってその後業務の主軸となる解体業も始めることに。
しかし立ち上げ当初は、まさに試練の連続でしたね。ノウハウも実績もない状態からのスタートで、重機のリースすら断られ、現場の費用を現金で支払うような日々の連続。それでも、「できない」「断る」という言葉は決して口にしませんでした。どんなに交通の便が悪い山奥の物件であっても、二つ返事で現地へ向かい、道がないなら道を切り拓く方法を考え続けました。
でもつまるところ、これが自分らしいやり方なんですよね(笑)。

100万円の現場から始まり、500万円、1,000万円、そして億を超えるプロジェクトへ。信頼が形となり、任される規模が大きくなっていく過程で得た経験は、今も私の中で折れない一本の芯となっています。

点と点が繋がり、巡り会えた場所。

解体業の現場が軌道に乗ってきた頃、商工会の集まりで先輩経営者からかけられた一言が、頭から離れなくなりました。

「本当に大きな価値を生み出している人間は、皆どこかで不動産に携わっている」

脳裏にその言葉が焼きついている最中、海外と日本を結ぶビジネスを行う女性とお話する機会がありました。彼女のその力強い想いに引き込まれ、話を聞く中で繋がったのが、REMAXという世界的なネットワーク。その後RE/MAX L-Styleの大西オーナーを紹介していただきREMAXについて詳細を聞いていくと、探していたピースがぴたっとはまっていったんです。

これまでの事業で味わってきた、避けることのできない事故への不安や膨大な固定費のリスクに常に追われる経営スタイルではなく、一人ひとりが自立したプロフェッショナルとして立ち、互いの専門性を掛け合わせる仕組み。
自分が描いた構想を形にするためのプラットフォームとして、これ以上の場所はないと感じ、「これはやるしかないな」と迷うことなく扉を叩きました。
本部の方々ともその日に会うことができ、すぐに加盟に向けて話を進め、2025年11月調印。

そこからオープンに向けて、宅建業免許の取得やオフィス内装など、通常業務をしながらの準備はなかなか大変でしたが、エージェントの採用などは本部スタッフの方々にフルサポートしていただき、ポテンシャルの高いエージェントの皆さんと出会うことができました。

そして2026年3月、素晴らしい仲間とともに「REMAX BIG.SMILe」をオープン。

また一つ、新しい仕事が始まりました。

個性を掛け合わせ、未来を描く。

REMAX BIG.SMILeをオープンしてからは、私にとって再び「新しいこと」の連続です。
だからこそ「不動産業」をよく知るために、誰よりも先に現場へ足を運び、泥臭くても準備から取り組むことを自らに課しています。

今、注力しているのは、古いビルや売り出されていない土地を所有者様と一緒に見つめ直し、新しい価値に気付いてもらう仕事。オーナー様の元へ何度も足を運び、じっくりと耳を傾ける。「この提案に乗ってよかった」と心から思っていただけるような未来の図面を頭の中で描き、言葉を尽くします。決して容易な道ではありませんが、何もない土地に新しい物語を吹き込む作業には、何物にも代えがたい魅力があると思っています。

まず自分自身が不動産を知り、実際に動いて経験する。
そこで得たものを、少しずつチームに返していく。
そんな時間を今は大切にしているんです。

REMAX BIG.SMILeには個性豊かなメンバーが所属しています。
さまざまな人生経験を活かし広範なネットワークを持つ方や、建築やリフォームの知識に長けた方、法的手続きや権利関係に強い方もいます。

私の役目は、全体の流れを見渡し、アイデアの種を蒔くこと。そして、集まった仲間たちがそれぞれの得意分野で力を発揮できるよう、最適な役割を組み上げることです。

エージェント一人ひとりが、自分の事業を持ちながら、必要なときには仲間の力を借りる。誰かの得意分野が、別の誰かの仕事を支える。
そういう関係ができれば、個人の力だけでは届かなかった場所にも手が届くようになると信じています。

個々が独立した存在でありながら、それぞれのポジションを守り、ひとつの勝利を目指してチームで動く。ワンストップでどんな課題も解決できる、そんな体制を目指しています。

終わらぬ挑戦。

小学校の卒業文集に書いた「博士になりたい」という夢。
「まだないものを考える」というところは、今も変わっていません。

いろいろな経験を経て少し変わったことは、頭の中に浮かんだものを、誰かの力を借りながら形にしていくということ。
一人ではできないことも、人と人がつながることでできるようになる。
そして、一つできれば、そこからまた次のものを考える。

RE/MAX BIG.SMILeで、私がつくりたいのは、そんな場所です。

一人ひとりが自分の得意なことを持ち寄り、それぞれの場所で力を発揮する。その力が重なって、誰かの暮らしや街の未来をつくっていく。

まだ完成していないからこそ、これからつくれるものがあります。
不動産の「0→1」。

私の中には、まだたくさんの「こうしたら面白い」があるんです。
だから、これからも考え続けます。
そして、考えたら動きます。

RE/MAX BIG.SMILeで、これからどんなものが生まれるのか。どんな笑顔を見られるのか。
それを一番楽しみにしているのは、たぶん私自身です。

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