STORY

世界を舞台に、個を磨く——インバウンド需要を支えるグローバルな不動産ビジネス

ビジネスの原点——どん底のアルバイトから得た「真のニーズ」

今思うと、大学時代にアルバイトでどん底から這い上がった経験が、私の起業への第一歩でした。
車の購入に伴い、親へのローン返済やガソリン代、駐車場代などでどうしても毎月8万円が必要となり、高収入が得られると評判だった大阪・難波の家庭教師派遣会社で、完全歩合制の営業を始めることになりました。
役割は家庭教師の体験をした後に、気に入ってもらったら家庭教師の派遣を行う契約を結んで、申込金として5万円程度を受け取って帰るという内容です。

当時は根拠なき自信があったのですが、現実は甘くありませんでした。
夏休みの1ヶ月間、遊びもせず朝8時ごろから夜0時過ぎまで働いて手にできたのは、交通費込みでわずか12万円ほど。交通費が4万円程度だったので時給換算で200円を切る計算でした。
私は関西大学の学生でしたが、家庭教師の契約をとる営業として圧倒的に優位だったのは京都大学や大阪大学の学生たちでした。「京大生・阪大生」というブランドは親御さんや生徒さんに絶大な信頼感を与え、彼らは優秀な家庭教師として勉強を教えることにも長けているので、次々と契約を取っていったんです。

その横で私は、「このままでは一生彼らに勝てない」と痛感しました。

そこで私が取った行動は、それらのトップセールスたちの「運転手」に志願することでした。
無給でいいから商談を横で聞かせてくれと社長に直談判し、毎日8時間程度、彼らがどうやって子供に勉強を教え、親御さんの心を掴み、契約を取るのかを徹底的に学び、メモしました。 そこで気づいたのは、顧客が求めているのは「勉強を教えること」そのものではなく、「どうすれば子供がやる気になり、目標に到達できるかという道筋」だということ。

そこからは相手の悩みに徹底的に寄り添い、誰よりも詳細に学習のプランのアドバイスを行うこと、その後の家庭教師派遣の指示書を書くことに注力しました。
その熱意と具体性が学歴という壁を越え、確かな信頼へと変わり、結果として3年間で延べ約1000件もの契約に繋がったのです。この契約数は2番手が200件程度の契約数だったので、この「真のニーズに目を向ける」経験、つまり熱意と情報の共有が、ブランドや能力を超えることができることを体験し、その後の私のビジネスキャリアを支える確固たる原点となりました。

起業と事業の進化——「手続き」ではなく「人生の選択」を提案する

大学卒業後は、アルバイト時代に培った「顧客の真のニーズを探る」という視点を胸に、国際証券(現:三菱UFJモルガン・スタンレー証券)へ入社し、金融の最前線で経験を積みました。証券会社は、学歴よりも営業成績が最も重要という話を聞いたことが決め手となりました。

その後、証券会社を離れて学生時代のアルバイト先の社長が立ち上げた留学サポート会社を手伝うことになったのですが、そこで私はある事実に気づきます。それは、「海外に行くこと」以上に、「海外でどう生きるか」に悩む人があまりにも多いということです。

住む家、ビザ、銀行口座、仕事、そして家族のこと。大人になってから海外を選ぶ人にとってこれらは切実な問題ですが、当時は一括して相談できる場所がありませんでした。
「それなら、自分たちでやろう」。
そして、証券時代に知って直感的に惹かれた、世代を超えて家族の資産を守り育てる「ファミリーオフィス」のように、深く長い信頼関係を築けるビジネスを作りたい。その思いから、2004年に投資家向けビザ取得コンサルティングや海外移住サポートを行う「株式会社アエルワールド」を設立しました。

海外移住を単なる“手続き”ではなく“人生の選択”として支えるべくスタートしましたが、創業から1年半後、事業の柱だったオーストラリアの退職者ビザが突然廃止に。
一時は目の前が真っ暗になりましたが、代替案を模索する中で「投資家ビザ」の存在を知りったんです。金融の知識を持つ私にとってこれは大きなチャンスとなり、すぐさま世界中の専門家と提携して対応国を13カ国へ拡大しました。
さらに2013年頃からは欧州の「ゴールデンビザ」などの不動産購入型ビザにも進出。私自身も不動産を所有しており、住む場所が「人生の強固な土台」になると実感していたため、ビザ取得と資産形成の視点を融合させた不動産事業も本格的に立ち上げました。

こうして多くの投資家や経営者の方々と向き合う中で、私はある時代の変化に気づきました。インターネットなどを活用して短期間で富を築き、決断が早く、場所に縛られず「体験」に価値を置く新しいタイプのお金持ちの台頭です。私は彼らを「シン富裕層」(※商標登録済)と名付け、現場で見てきた実態を著書『日本のシン富裕層』(朝日新聞出版)として出版するに至りました。

事業を“世界仕様”に変えたRE/MAXとの出会い

その不動産事業をさらに拡張させたいと考えていた時に出会ったのが、世界最大級の不動産ネットワーク「RE/MAX」でした。

海外との関わりが深くなる中で、RE/MAXの看板を至る所で目にし、その強力なネットワークは以前から知っていました。事業拡大に向けていくつかのフランチャイズを検討しましたが、形式やルールが先に立ち、既存事業との相性に違和感を覚えることが少なくなく…。そんな中、調べてみると日本にもRE/MAXがあることがわかり、早速JAPAN本部の方からお話を伺うことにしたのです。

そこで感じたのは、圧倒的な自由度の高さ、世界中のエージェントとつながれる仕組み、そして何より「個」を尊重しながら全体で成長していくという考え方でした。
面談を重ねる中で、これは新しい挑戦というよりも「これまで積み上げてきたものを自然に拡張できる選択だ」と直感し、2021年11月、RE/MAX Migration Realtyとして加盟を決めました。

加盟後、メンバーの方々と交流する中で特に驚いたのは「シェア」の文化です。情報も、経験も、成功も失敗も独り占めしない。大人になると築きにくい、利害を超えたフラットな関係性がそこには当たり前のように存在していました。 「この環境なら、長く、ストレスなく、挑戦を続けられる」。そう確信した瞬間でした。

RE/MAX Migration Realtyが目指す、インバウンド不動産ビジネス

私たちが立ち上げた「RE/MAX Migration Realty」には、私の証券時代の知見や海外保険、そして世界13カ国にわたる投資家ビザのノウハウが揃っています。これらをワンストップで扱えるエージェントが育つ環境は、他にはないと自負しています。

所属するエージェントの方々には、もともと持っている素晴らしい強みを、ここでさらに深めてほしいと願っています。我々の持っている情報や知識はできる限りお伝えし、成功への闘い方を共に考え、皆さんの「武器」にしていただきたい。エージェントの皆さんとは、お互いを高め合える戦友のような関係でいたいですね。

また、地球上のどこに住んでいても仕事ができるのが、RE/MAXの素晴らしいところです。例えば、海外に住みながら現地の情報を発信し、日本のクライアントのビザや不動産をサポートする。そんな自由でダイナミックな働き方を、私たちなら全力でバックアップできます。

インバウンドの顧客も急増しており、今までアメリカ、オーストラリア、シンガポール、イギリス、ドバイ、スイス、オランダなど、英語圏のお客様からの問い合わせが多く、英語力に自信がある方にとっても面白い環境だと思います。

屋号に冠した「Migration(移住・移動)」という言葉には、現状に甘んじることなく、より良い場所へ、より高いステージへと進み続ける意志を込めました。オンラインや世界規模のネットワークを駆使すれば、プロフェッショナルとして誇りを持って、地球上のどこにいても仕事ができます。

一人でできることには限界がありますが、志を同じくする仲間が集まれば、その可能性は無限に広がります。私自身も一人のオーナーとして、また同じ戦場を駆ける仲間として、新しい時代にふさわしい不動産ビジネスの形を追い求め続けていくつもりです。

「RE/MAX Migration Realtyに行けば、世界が見える。資産の守り方がわかる」。 お客様からそう言っていただけるような、深くて長い信頼の拠点を作り上げることが、私の使命だと思っています。

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