即行動がモットー。自由と好奇心に導かれ走り続けた日々銀行員の家系で育った私は、教育に厳しい父の方針のもと、幼い頃から塾に通い、勉強に励む毎日を送っていました。しかし、大学に進学してからは、「今の環境から解放されたい」という思いが次第に強くなっていき…。中学生の頃から抱いていた「違う世界を見てみたい」という気持ちに背中を押され、ついに海外へ飛び立つことを決意します。自由を求め向かった先は香港。知人からの勧めや知り合いがいたこともあり、初めての国として選びました。現地での生活は刺激的で、日本に帰ってくる気になれず、通う意味を見出せなった大学は中退することに。20代のほとんどは日本と香港を行ったり来たりする暮らしを続けることになります。30代を目前に日本に帰国した私は、車が好きなことと海外生活で培われてきた英語力が活かせそう、そんな動機から実家の近くの外資系の重機メーカーに初めての就職。4年ほどお世話になったあと、知り合いに誘われるがままに、ニューヨークで6カ月間生活したこともあったり(笑)ただ、そこでの生活には馴染めず、日本へ帰国。今度は、人材会社に転職するも人間関係のいざこざに耐えられず、再び、海外へ飛び立つことを決心しました。20代の頃からスーパーカーが好きだった私は、フェラーリワールドがあることやアラビア文化が好きだったこと、そしてミッションインポッシブルⅣの撮影にも使われた高層ビル、ブルジュ・ハリファが見たい、そんな理由から次に向かった先はドバイ。昔から行動力だけはあるんです!(笑)ドバイは永住したいなと思った国でしたが、ビザの問題や現地で仕事をすることが難しく断念。この先どうしようかと考えていたときに「私にあっている職場がある」と友人から誘われ、社長が日系三世のドミニカ人、奥様がペルー人とスペイン語の飛び交う中古タイヤの輸出をする会社で働くことになりました。不思議なご縁と偶然の連続で始まった不動産エージェントへの挑戦そこでは、約5年ほどお世話になったあと、今の主人との同棲を機に埼玉県浦和市へお引っ越し。主人が一時預かりの保育園を始めることになり、私はその経営を任されることになりました。試行錯誤を繰り返しながらも、一歩一歩、新たな挑戦に取り組む日々。しかし、新型コロナウイルスの発生により、その影響を大きく受け、お預かりするお子さんの数が大幅に減少したことから、保育園は閉園を余儀なくされました。そんな時、もともと不動産建築業を営んでいた義母と主人と長年の付き合いがあった佐々木さんがRE/MAXのオフィスオーナーになるという話を聞き、誘いを受けます。実はRE/MAXについては海外在住中に見かけ、知っていたので「あのRE/MAX!?」と驚きつつも、突然できた時間を持て余していたこともあり、一度お話を伺ってみることにしました。佐々木さんからRE/MAXエージェントの説明を受けてはじめ、率直に感じたのは「こんな働き方が日本でできるのか」という疑問。さらに、不動産業界は経験がないと働けない職種という先入観があったので、宅建士の資格もないし未経験だし、果たしてできるのか…半信半疑でした。とはいえ、佐々木さんの人間性を前から知っていたので、本当にできるんだろうなと。エージェントをすると決めるのに時間はあまりかかりませんでした。もともと家を見たり、間取りを見るのは好きでしたし、主人も建築士の資格をもち、不動産に関わる仕事もしていたことから、私もできるのであれば携わってみたいなと。自分でもRE/MAXの他の加盟店やエージェントのこと、そして本部のことをあれこれ調べて、働き方や理念に対する理解を深めていき、社員のように縛られず、一個人として自由な働き方ができることにも魅力を感じていたので「未経験でも大丈夫。サポートするから」という佐々木さんからのその言葉に最後は後押しされ、好奇心に従い、加盟することにしました。不安を乗り越え大きなやりがいへ、人と人の間に宿る仕事の真髄初めは、なにが分からないかも分からない状態。とりあえず、佐々木さんに教えてもらったことをなぞり、ポータルサイトへの物件掲載から挑戦しました。しかし、そんな手探りの状態では当然うまくいかず、反響はゼロ。闇雲に物件を載せても意味がない。そう痛感し、レインズでどんな物件に動きがあるのかなどを確認しながら、エリアや価格帯物件の種類などと次第に自分で検証しながら細分化して考え掲載するようになった結果、少しずつ反響が入るようになります。反響が入ったらとにかく佐々木さんに質問攻め。今はネットで調べれば簡単に欲しい情報を集められますが、それでも佐々木さんの方が分かりやすく、精度の高い答えをくれます。経験豊富なプロが身近にいる安心感は大きく、本当にありがたいです。お客様とのやり取りや実務面でとても頼りにしています。最初は「人生で一番大切なお買い物をしてもらうんだ」と強い責任を感じ、お客様と会うときは他愛もない話もできないくらい緊張していた私ですが、経験を重ねるにつれ結局は”人と人”。信頼関係を築くことが一番大事だと気づいてからは、「また、精一杯探すので一緒に頑張りましょう!」と最後に一言添えたり、マメな連絡を心がけたりと自分らしいコミュニケーションの取り方や向き合い方で、少しずつお客様と良い関係築けるようになってきました。私がエージェントとしてやりがいを感じる瞬間は、お客様が欲しい物件を勝ち取った時です。私と出会い、私を信頼してくれているお客様の要望に応えたい!その一心なので、契約の日は本当にうれしい!こんな達成感を味わえる仕事は、他にないかもしれません。そういう意味でも、こうして自由に働けて、好きになれる仕事を見つけられたのは本当にありがたいと感じていますし、RE/MAXの働き方に出会えてよかったと思います。さらに、個人として自由に働ける一方で、所属オフィスの垣根を越えた横のつながりがあったり、他のオフィスのオーナーやエージェントが声をかけてくれたり、応援してくれる環境があること。そして本部の人も親身になってくれたり、深く関わってくれるところには、RE/MAXってホント素晴らしいなと感じています。“またあなたにお願いしたい”不動産の世界で私が目指すものもともと、不動産業界は経験者しか参入できないという先入観がありましたが、いざ働き始めてみると、想像していたのとは違った世界だと感じたのも事実です。RE/MAX JAPANの「不動産の世界から不をなくそう」というスローガンに初めはピンときませんでしたが、働き始めて疑問を感じる場面や、課題や問題点も見えるようになり、この言葉に強く共感するようになりました。反対に未経験でも自分がこれまで培ってきた経験や価値観がお客様への対応に活かせると自信につながる部分があることにも気づきました。私はたとえ小さな案件であっても、目の前のお客様のために精一杯のサービスを提供したいと思っています。なぜなら、そのお客様がいつか家を購入・売却する時「また須藤さんにお願いしたい」と思ってもらえるような信頼を築くことがエージェントの仕事の本質だと考えているからです。お客様に寄り添い続ける姿勢が、いずれ大きな信頼となり、良い連鎖を生んでいくことを体現していきたいのです。そのためには、目の前のお客様ひとりひとりとの出会いを大切にし、喜んでもらえるお客様がたくさん増えたら嬉しいなと思います。そんな同じ想いを持って活動するエージェントの仲間が、一人また一人と増えたら良いなと思っているので、まずは私自身が行動で示し、道しるべとなれるよう、信念を持って一歩ずつ進んでいきます。