辛い日々をばねに、アラサー女子夢の海外へ海外旅行や現地の雑貨が好きだった私はいつか海外で生活したいという夢をもつようになり、良くも悪くも就職活動から目を逸らすことに(笑)。大学卒業後はアルバイトをしていた輸入家具屋さんでそのまま働きながら自分でもインテリア関連の商品の輸入販売を始め、店を構えるまでになりました。とはいえ、独学で学んできたことに少し不安を感じることもあり、ちゃんと勉強してみたいと思っていたタイミングで、取引先だった会社から誘いを受け、初めてフルタイムの正社員として働くことになったんです。そこでは、イベント企画や販路開拓といろいろな経験を積ませてもらいましたが、時間に縛られるストレスが想像以上に大きく、2年とたたずに退職。正社員の働き方は合わないのかなぁと思いつつも、自分にできることは何かと考える中、海外のように開かれた取引を目指す不動産会社を紹介され、営業事務として働くことにしました。 大きな会社ではなかったので、様々な仕事を担当。攻める事務としての考え方など、新たに学ぶことは多かったのですが、年収250万円、営業事務なので大幅な収入アップは望めないとわかり、経済的にも精神的にも余裕がなくなっていきました…。そんな中、家庭の事情でなんと自分の名義で実家を買い換えることに。今思えばよく組めたなと思う35年ローンを組み、家族には自分にどんなことがあっても家が残る状態となり、私の中で一つ家族への使命は果たしたと感じました。 そして、これが良いきっかけとなり、これからはもっと自分の想いに素直に生きよう、そう決心し、自由を求めて海外に出ることを決意したんです。当時語学は得意ではなかった私ですが、決めたら即行動!徹底的に調査して計画を立てました。33歳、夢の海外へ。ライバルの多い英語圏では勝負できないと思っていたので、将来性と日本での希少性からスペイン語圏での就職を目指し、グアテマラへ飛びました。語学学校でとにかく必死にスペイン語を学び、卒業後は当時、日本企業が続々進出していたメキシコへ移動。日本語をまともに話せることと社会経験から、現地での就職に苦労することはありませんでした。メキシコでも転職し最終的には不動産会社で働いていたのですが、その会社では自主性が重んじられていてのびのびと働くことができました。メインのお仕事は日本の方の賃貸のお部屋探しと契約後のケア。文化の違いによる日本では考えられないようなさまざまなトラブルが発生し、現地の大家さんとお客さんの間に入って対応することも多々あり…。目まぐるしい日々を送っていましたが、その難題を解決することに挑戦のしがいを感じていました。しかしアメリカにある親会社がメキシコから撤退することを決定し、そのタイミングで世界的パンデミックも発生し、日本へ帰国することに。帰国後は新しい分野での挑戦も視野に入れつつも、もっと不動産の知識を深めるため派遣等で働きながら、宅建資格取得の勉強をはじめ、2年かけて合格!あわせて関連資格である賃貸不動産管理士とFP2級も取得しました。資格取得挑戦中に友人が経営する不動産会社に誘われ、一度はそこで腰を落ち着かせて働こうと考えたのですが、雇用される働き方に踏ん切りがつかず…。もっと自由な働き方がないのか?と思い、いろいろと調べていたところ、メキシコでよく見かけていた“RE/MAX”が日本にもあることを知り、すぐに問い合わせました。心躍る挑戦、海外で感じた自由を日本で本部の人の説明を聞いて、「やっぱりこれだよね!」と私が知っていたエージェントの働き方に共感したのを覚えています。さらにRE/MAX L-Styleの小谷真千子さんなど活躍しているエージェントさんの存在を知り、どんどんイメージが膨らんでいきました。ここに私が求めていた自由があるなと。RE/MAXは会社からのノルマや時間の拘束が一切なく、海外と同様、自分で裁量を持って働けることに魅力を感じました。もちろん自己投資は必要ですし、完全成果報酬制なので、頑張らなければ収入は得られません。しかし、その厳しさもまた良く。やらざるを得ない環境だからこそ真剣に取り組まなければ厳しい結果が待っているという緊張感が、私にとって大きな刺激、原動力になると思いました。新しいことに挑戦したいという気持ちも強く、一棟収益物件や土地の売買など大きな案件に強いRE/MAX Glory馬場オーナーのお話を聞いて、自分1人では到底辿りつくことのできない方々とのお仕事の可能性や踏み入れたことのない分野にチャレンジできると思い、加盟を決めました。心の余裕で好きになれた仕事と自分RE/MAX エージェントはとにかく自由です。好きな時に仕事できる。必要な時のみ出社する。働くときは寝る間も惜しんで人一倍働き、休日は長めにとって海外へなんてこともできてしまう。メリハリをつけた働き方ができるからこそ、仕事へのモチベーションが保て、結果、良いパフォーマンスが発揮できると思っています。会社の事情を考えなくてよいので、圧迫感を感じなくなったと言いますか、つまらないことで悩まなくもなったなと。目の前の数字に捉われ、プライベートの時間さえ削る働き方から解放された今、お客様一人一人とじっくり向き合える時間が増えています。以前は仕事の外に生きがいを見つけていましたが、今はお客様の心からの“感謝の言葉”が何とも言えないやりがいとなり、仕事そのものが私をワクワクさせてくれ、充実した日々を送れています。お客様や仕事との向き合い方が変わったことで、仕事はもちろん自分のことも、より好きになれました。好きな仕事も心に余裕があってこそ、好きになれる。そう感じました。“自由”という言葉だけを取り上げてしまうと、一人でいるようなイメージがあるかもしれませんが、実際は違います。サポートしてくれるオフィスのオーナーやエージェント仲間がいるからこそ安心して仕事ができています。私の場合、実務で困りごとがあれば馬場オーナーにとにかく質問。理解できるまで質問攻めです(笑)出社義務や時間の拘束はないものの、何か聞きたいことや必要な時はいつでも事務所が利用できるため全てを一人でやっているという感覚はあまりありません。万全なサポート体制のもとで自由に働ける環境は、私にとって物凄くありがたいです。不動産の難題に挑む唯一無二のエージェント最近は「語学ができる人」というイメージをみなさんにもっていただいていて、周りからスペイン語圏のみでなく、英語圏の外国人のお客様の不動産に関する依頼をいただくこともあります。「いや、私スペイン語しかできないんですけど…」なんて思いながらも毎回一旦引き受けてしまいます。不思議なことにパッション全開のなんちゃって英語でなんとかなっています(笑)メキシコでの生活、トラブルに直面しても根気強く解決策を探すという経験が活きているのかもしれません。「やってみればなんとかなるかも」と謎の自信が湧いてきて、実際やってみて分からないところは徹底的に調べ、それでも分からないところは周りを巻き込みながら進めていくと、結果的に上手くいきます。これからも外国籍のお客様のお手伝いは続けていきつつ、さらにもっともっとスキルアップして専門性を高め「不動産のことならあの人に頼めば大丈夫!」と絶対の安心感と信頼を置いてもらえるエージェントを目指していきたいとと思っています。実はトラブルや難しい案件があると、一層この人のためにどうにかしてあげたいと燃える瞬間でもあるんですよね。難しく、ややこしい相談事ほど「やってやるぞ!」と気合いが入ります。他の業者が敬遠しがちな案件こそ私の出番かもしれません(笑)。だからこそ目指すは不動産の駆け込み寺のような存在で、どんな相談にも寄り添い一緒に解決していきたいです。「不動産のことはニイナさんに任せておけば間違いない」と心から信頼していただけるような、お客様にとって唯一無二なエージェントになっていきます。