偶然から始まった不動産キャリア僕が高校を卒業して、初めて働き始めたのが美容業界。正直なところ、特にこだわりがあったわけじゃなく、ネットで仕事を探してなんとなく目に入ったのが美容院のアシスタントだった、それだけでした。でも、当時の彼女との問題が原因で、1年でその仕事は辞めることに。何か仕事を見つけなきゃ、とまたまたネットで仕事を検索。そのときに一番上にでてきたのが、賃貸の不動産会社だったので、とりあえず面接を受けてみたところ、すぐに採用されてそこで働くことになりました。最初は不動産に全く興味はなかったんです。でも、働いていくうちに、不動産以上に面白いものはない!って本気で思うくらい楽しくなっちゃって。たまたま、自分の性格に合ってたんだと思います。今では、不動産営業より面白い業種に出会える気がしません(笑)特に、ただお金のことばかり考えて営業するんじゃなくて、“愛”を持って接する営業マンの方が売れるんだって気づいてからは、さらにその奥深さにハマっていきました。それは、尊敬する上司の姿から学んだことです。その上司は、愛と思いやりに溢れた人で、「愛がなかったらあかん!」が口癖でした。その言葉を聞いて、営業マンのイメージがガラッと変わりましたね。あの時の出来事は本当に印象的で今でも覚えています。その上司のおかげもあって、僕は1年目から成果を上げ、2年連続全国トップの売上を達成。ただ、お給料は固定14万円に歩合がつく形だった為、300万円の売上を上げても手取りが45万円ほどで、頑張りに見合った報酬ではないなぁ、と感じていました。そんな矢先、尊敬していた上司が辞めるということを知り、これまでその上司がいたからこそ頑張れていたので、僕も後を追って会社を退職することにしました。とはいえ、転職をするにも、不動産だけは外せない、と思っていたので、ネットで不動産業界の求人を探し、大手買取りの不動産会社へ入社することに。しかし、ここでの営業マンはお金に執着しているような人が多く、“愛”や“思いやり”とは真逆の世界。マニュアル化されたやり方にも嫌気がさし、わずか1か月で退職しました。「不動産会社ってどこもこんな感じなのかな...?」と不安に思いながらも、その後も変わらず不動産業界に絞って転職先を探していました。One for all, All for one自分で独立をすることも視野にいれながら次を考えていた、そんなある日、僕に向いている会社があると友人から聞きます。それがRE/MAXでした。早速、自宅から近かったRE/MAX L-Styleの大西オーナーに電話をし、面談をしてもらうことに。お話をするなかで、気づけば大西さんのまるで向日葵のような温かい人柄に引き込まれ、面談したその日に気持ちのまま、RE/MAX L-Stlyeへの加盟を決めました。なんか大西さんの存在が、すごく安心できたんです。息子のように接してくれるので、つい「お父さん」と呼びそうになることもあります(笑)RE/MAXに入ったときは、個人事業主だから基本は個人プレーだろうと思ってたんですが、すぐに同年代の仲間が2人入ってきて、自然とチームで動くことが増えました。とは言うものの、強制されるわけじゃなくて、お互いが自由に好きなタイミングで関われることが、正社員のときには味わえなかった自由さを感じています。それと、オフィスのあたたかい雰囲気も自分にはすごく合ってるんです。売買の経験はなかったんですが、業界の大ベテランの先輩たちから直接学べる環境はすごく心強く、まさに単位制の学校みたいな感じで、自分のペースで成長できるのが楽しいです。今の自分があるのは大西さんのおかげだと思っているので、何とか恩返しをしたいと思っていて。売り上げを伸ばすことはもちろんですが、オフィスの雰囲気を和ませるような役割、誰も気を使わずに過ごせる、その為の潤滑油に僕がなれたらいいなと考えています。メンバー同士の良好な関係、今のオフィスの輪、文化をこれからも維持するために動いていきたいです。また今は、“L-Stlyeの賃貸といえば三井”って言ってもらえる立ち位置が有難く、それがすごく心地いいんです。将来的には、自分の不動産会社を作りたいとも思っていますが、正直、このオフィスの雰囲気が楽しすぎて、みんなと離れることがすごく寂しいと感じるので、実際にはやめられないんじゃないかとも思っています(笑)みんな優しいから、そう簡単には離れられません。110%の努力と誠実さで築くリファラルの輪僕の強みは、何があっても嘘をつかないこと、常に正直でいることです。だからか、今では仕事の8割が友人や同じエージェント仲間からの紹介で成り立っています。お客様の空気を読みながら、常に先を見据えた対応を心がけていて、数か月後や数年後の話を交えながら会話することが多いです。その中で少しでもお客様に楽しんでもらえるような雰囲気作りを意識しています。時には、自分の仕事ぶりを見て、お客様に初期費用を決めてもらうこともあります。以前、「自分で値段を決めるのって、なんだか上から目線だな」と感じたことがきっかけでこの方法を始めました。もちろん、僕は仕事に対して110%の力を尽くしているので、110%の費用をいただきたい気持ちはありますが、それ以上に大事なのはお客様が感じた価値に基づいて支払ってもらうことだと思っています。そうすることで、自分を振り返り何が良かったのか、何が足りなかったのかを考えるようにしています。今では、以前の会社員時代の管理職と比べて2倍くらい稼げるようになりました。でも、個人事業主としてのプレッシャーは大きいです。常に自分から動かなければならないし、開業届や税金の手続きなんかもちゃんと把握して、損しないようにしなければいけません。不安はありますが、それでも自己裁量で動ける自由さ、自分の努力に見合った報酬、そして大西さんの人柄に魅力を感じて加盟を決めましたし、加盟後もオフィスメンバーの温かさに触れ、自分が大事にしている部分で満足できる環境だなと日々実感しています。「愛」と「思いやり」を胸に、身近な人の不動産エージェント僕はたくさんの人に対してというよりも、友人や知人、オフィスメンバーなど、身近な人が不動産で困っているときに、ベストな提案をしてあげたい。必ず力になりたいと思っています。あまり広く手を広げてしまうと、目の前にいる大切な人たちへのフォローが手薄になってしまう気がするんです。だからこそ、狭く深く関わって、常にその人たちのそばにいて、必要な時に頼りにされる存在でありたいと思っています。不動産は、衣食住の中の“人の住まい”関わる大切なもの。絶対に必要なものであり、人の生活やライフスタイルに密接している、それが不動産業の面白さだなと思っています。金額も大きい上、目に見える形で存在する不動産以上に面白いものはもうないんじゃないか!と思ってしまうほど魅了されています。僕の偶然から始まったキャリアが、今では情熱とやりがいに満ちたものとなり、自分自身の成長にも繋がっています。これからも、この道を突き進み、僕が信じる「愛」と「思いやり」を持って、身近で大切な人たちのお手伝いをしていきたいです。