保育から不動産へ、人生の大きな転機私がRE/MAXに加盟したのは2021年の12月。そして翌年の5月にオフィスをオープンしました。あの頃から生活も働き方も大きく変わり、自分でも驚くほど人生の流れが変わりだしました。もともとは15年間、保育の世界にいました。高校2年の時に父の会社が倒産して大学進学どころではなくなり、アルバイトを探している中で出会ったのが学童保育での仕事でした。そのまま採用試験を受けて正式に職員となり、現場で保育をしながら、職員の研修企画・運営もしていました。保育者や職員と協力しながら「どうすればもっと現場を良くできるか」を常に考え、やりがいも大きく感じていました。人を育てることは、自分自身を育てることでもある──。その感覚は、今でも私の中で大切な軸になっています。保育に“終わり”はありませんが、組織全体を見渡す立場になった時に、次のステップに進みたいと思うようになりました。子どもたちにもっと良い教育や環境を提供できるよう、子どもの教育・発達をより研究し、いつかは施設を建てたい——そう思って仕事を辞め、通信制の大学に入り認知発達心理学の研究者を目指しました。アルバイトをしながら勉強していた頃、父から声を掛けられ、家業の不動産会社に入りました。「お金をもらいながら勉強できるならいいか」くらいの気持ちで始めたのですが、大学卒業を控えた頃に父が亡くなり、急遽会社を引き継ぐことになったんです。会社に入ってからは、もう毎日が「へぇー」の連続でした。自社物件を持っていたので問い合わせが入るのですが、そこで初めて「物件確認」というものを知ったぐらいです。右も左もわからない状態でしたが、仕事をするうちに地元のお客様が来てくださるようになりました。頼りないと思われないよう、独学で宅建や不動産キャリアパーソンの講座を学び、分からないことはとにかく調べつくす、業界に知り合いもいない中とにかく当時は必死でした。苦手な業界だからこそ見つけた自分の信念正直に言うと、もともと私の中で不動産業界のイメージはあまり良くありませんでした。というのも、自宅を購入する際に最初に相談した不動産会社が押しの強い対応でこちらの気持ちが置いていかれてるような気持ちになり、別の会社に行って購入したという経験があったからです。この業界に入ってからも、業者と分かると態度が変わる人がいたり、女性に対しての接し方も失礼な人も多かったりと、さらに苦手になりました。しかしそんな中で、「好きじゃないからこそ、やるなら自分が好きになれる会社にしよう」と思うようになりました。父の会社を継ぐとき、親族からは無理して続けなくてもいいと言われていましたが、父が残したものを“辞める”という選択肢は私の中にはありませんでした。やるなら、私が好きになれる形にしよう——そう決めました。少しずつお客様も増えてきたある日、フラッと相談に来られたお客様が、何件か案内したあとに「北川さんの会社の上のマンションって空いてないんですか?」と聞いてこられました。空いていたので案内すると、「北川さんが下にいるマンションなら安心です。ここに決めます」と言ってくださって。その時「本当に感謝しています」との言葉をもらって、「あぁ、私の思っている“理想の不動産業”って間違ってなかったんだな」と心の底から思いました。そこから私は、この軸から絶対にぶれないようにしようと心に決めました。そのあと、父の親友が先祖代々受け継いできた土地を売ることになってお手伝いをしたのですが、そのときも涙ながらに感謝の言葉をいただき、重荷をおろすお手伝いができる素晴らしい仕事であると実感しました。一人暮らしを夢見る人の新しいスタートを応援できたり、家族の想いが詰まった土地を未来につなぐお手伝いができたり。不動産の仕事はただ家を売るだけではなく、誰かの人生の節目に立ち会える仕事なんだということをお客様から教えてもらいました。だからこそ、私はお客様の想いにちゃんと向き合い、“ありがとう”と言ってもらえる関係をずっと大切にしたいですし、自分の信じるスタイルを絶対にぶらさずにいこうと思っています。RE/MAXとの出会い、つながる保育の経験会社の代表になってからは、「力もないのに会社のお金を使いたくない」という思いから、自分の給料は極限まで下げていました。当時は夫がいたので扶養内でやれていましたし、朝6時から10時までアルバイトをしてから会社に行く、という生活で自分を追い込みました。しかし2021年に離婚し、自分一人で生活できる費用を会社から出さないと生きていけない状況に。もう会社を閉めて、現在の店舗も貸して賃料収入を得た方が楽なのではないかと本気で考えていました。しかしいろいろ考えているうちに、「どうせ終わらせるつもりなら、最後に不動産で大冒険してみよう」──そう思った瞬間から、急にスイッチが入ったんです。ただ、気持ちはあっても実務経験は少なかったので、まずは“学べる場所”を探そうと考え、業務委託でもいいから現場に出たいと探していたときに出会ったのが RE/MAXでした。エージェントという働き方を初めて知りサイトを見てみると、“感覚が合うな”と思ったんです。話を聞きに行くと、エージェントの説明だけではなくフランチャイズオーナーの話も出てきて・・・気付いたら加盟していました!最初はRE/MAXのことを全く知らないところからのスタートでした。フランチャイズオーナーとしての働き方も全然イメージがつかず、不安のほうが大きかったです。私は不動産業の経験も浅く他の会社で働いたこともないので“普通”が分からず、比べる物指しがないことが当時はすごくコンプレックスでした。それでもチャレンジしようと思えたのは、「自分の心が本当に豊かになる瞬間ってどんな時だろう」と自問自答したときに、ふと浮かんできたのが保育の世界にいた時のことでした。子ども達が数年かけて育っていく姿を見て、最後に送り出す瞬間。自分が思い描いた“チーム”が形になった時、心の底から満たされていると感じていました。その感覚を思い出したときに、“人を育てること”が私の喜びであり、RE/MAXのオーナーになればエージェントの育成に関わることができると気づいたんです。それが、加盟を決めた一番の理由でした。“売上”だけではなく、“心の豊かさ”を感じられるオフィスを目指して実際にRE/MAXに入って、一番驚いたのは“人”でした。加盟したばかりの頃、経験も浅く緊張していましたが、大先輩たちがどんどん声をかけてくれたんです。調印式の翌日には、RE/MAX NOWの丹オーナーが「ようこそRE/MAXへ!」と電話をくれて本当にびっくりしました。そして、その熱い思い、夢を語る姿を見て、自分もこんなオーナーになりたいと心から思いました。加盟して1年目は、“人との出会い”を何よりも大切にしました。周りの方々から「どこにでもおるな~」と言われるほど、いろいろな場所に出向いて、たくさんの人に会いました。人に会って話を聞いて、自分のオフィスのあり方を模索していく中で、 “自分に足りないものは誰かに助けてもらっていい”“教えてもらいながら成長していい”と気づかせてもらいました。その気づきが、RE/MAXでの大きな学びになったと感じています。オフィス名の「Bloom(ブルーム)」には、“花が咲く”という意味があります。この名前は、「関わる人たちの人生が花開くお手伝いをしたい」という想いを込めてつけました。エージェントさんそれぞれに歩んできた人生があって、目指す形やペースもみんな違います。でも、どんな人でも自分らしく咲ける瞬間がきっとあると思うんです。私は、そんな一人ひとりの人生設計に伴走できる存在でありたいですし、「あなたらしい花を咲かせよう」と隣で声をかけられるオーナーでありたいと思っています。仕事を通して“売上”だけではなく、“心の豊かさ”を感じられる場所にしたいんです。人生の最後に「いい人生やったなぁ」と思えたとき、その中の一場面に「誰かの人生を良くするお手伝いができたな」と思い出せるような、そんな瞬間を積み重ねられるオフィス。それが、RE/MAX Bloomです。