『社長になる』。小学校の作文で書いた言葉です。この言葉はずっと頭にあったのですが、会社に属し外食店舗の立ち上げを何十とやっていました。仕事にやりがいもありましたし、「このまま続けようかな」という思いに傾きかけていた頃…。私の人生観を変える出来事がいくつか重なりました。結婚して7年、なかなか子どもを授かることがなかった私たち夫婦ですが、ようやくできた娘はわずか900グラムという超未熟児、仮死状態で生まれてきました。というのも、妻の副腎に腫瘍ができ、妊娠中毒症と糖尿病との合併症も併発、病院の誤診も重なり妻と子ども、二人の命が危ない中での突然の出産だったんです。NICUの保育器の中で生死の境をさまよう娘を見て…髪が抜け、肋骨や腰の骨が折れながらも娘に会うために病気と闘う妻を見て…「とにかく生きてくれ」ただただ願うばかりでした……。その日、病院からの帰り道で、ある親子が手をつないで歩いていました。泣き出した子どもの元に母親がそっと駆け寄っている光景を見て、生きているって素晴らしいなと改めて感じたんです。「当たり前なんかじゃない。すごいことなんだ!」そこには‘命の尊厳’が存在する、当たり前のようで当たり前ではない、この奇跡に気づかされたのです。「日本のティーンエイジャー自殺率世界トップクラス」というニュースを見たのもこの時です。命の大切さに改めて気付き、今後の人生の在り方も考え直している…自分の使命はここにあると思いました。子供達に生きる喜びを伝えよう!まず自分がいっぱい感動して、元気でやりたいことに何でも挑戦している、「早く大人になりたい!」と子供達に思ってもらえるような大人になろう!って。同じ頃、目にしたアメリカの高齢者へのインタビューレポートにあった「私は挑戦しなかったことを一番悔やんでいる。挑戦していたら人生変わっていたかもしれない」という言葉もさらに心を動かし「これはやらなくてはいけない!」と、モヤモヤしていた殻から完全に飛び出しました。これらがきっかけで「感動創造」という理念の下、リックプレイスは誕生したんです。2004年に株式会社リックプレイスを設立し、現在メガフランチャイジ―企業として教育事業・外食事業・美容事業・医療保険事業・スポーツ事業等100店舗以上の運営を行っております。これまで1000以上のフランチャイズ(以下、FC)を調査研究し、33の事業本部とFC加盟契約しました。起業して16年、たくさんの喜び、苦しみ、感動を経験しました。また様々な新規事業群にチャレンジし、それを多店舗化したり未知な領域の事業に踏み込んだことで、スタッフの活躍の場が飛躍的に増えていること、やりたい人がやりたいことを出来つつあることを実感しています。このたび加盟したRE/MAXも未知な領域の業態で、以前から興味があった不動産事業です。このFCに加盟した決め手はまず、聞いたことのないビジネスモデルだったこと。これまでのように社員やアルバイトを雇用するだけではなく、個人事業主として不動産営業をする方とエージェント契約を結び、エージェントとなった方が自らフィーを支払い仕事する手法。独立自営の社長のように自己投資しながら仕事をするわけですから、士気の高い方が集まってきますよね。まさに今後主軸となっていく「個」がより輝く働き方です。この自由な働き方が日本中に広まれば、生かされる人、救われる人がたくさん出てくると思っています。もはや「働き方革命」ですね。他にも、社会性や経済性にも優れていると感じ、またRE/MAX JAPAN CEOの佐久川氏の人柄、この事業への想いや姿勢に惹かれたのも決め手の1つです。現在コロナ禍もあり、このタイミングで加盟するのがベストであると考えました。私たちRE/MAX -LIC本部の仕事は、快適な場の提供とエージェント全力サポートです。具体的には自立同士のコラボの場にしたり、各自能力開発のバックアップを強化していこうと思っています。RE/MAXだけではなく、弊社リックグループ内外の専門家に協力してもらうことで、目標管理、各種研修、セミナー等、物心両面が豊かになるようなサポートを考えています。オフィス理念は、【AGENT♡LOVE AND C☆PORT】。CHALLENGE&CHANCE&CHARGEの場を提供するC☆PORTとして、エージェントサポートNo.1オフィスを目指します。さらにRE/MAX -LICが新たな人の出会いの場になって、不動産事業に限らず関わる人でのシナジーや新しい価値を生む新事業を創っていきたいと考えています。オフィスに飾ったヒロヤマガタの「アーリーインベニス」の絵のように、このRE/MAX- LICという港で生きる人達の平和と繁栄、そしてこの港から今後沢山の人達が日本全国世界各地で活躍することを願います。この場でパワーパートナー達が出会い、グレイトコラボを生み、より大きな「感動創造」を実現していきます。