STORY

オンリーワンのエージェントに――プロとして学び続ける原動力とは
RE/MAX Rosette 奥林 洋樹REMAX×STORY

エージェント

以前よりアメリカのエージェントスタイルに興味がありました。
というのは、アメリカの不動産エージェントは、日本で言う弁護士・税理士などの士業と同格くらいの社会的ポジションがり、それだけ個人個人がより多くのことを学んで知識を深め、クライアント一人ひとりのために精一杯の活動をしているんです。自分で知識を蓄えるのが当然というスタイルが定着しているからこそ、社会におけるポジショニングが取れているんですよね。
しかし残念ながら日本の不動産営業職はまだそのポジションにはいないのが現状。
私はこれまでお客様の生涯をかけた財産を扱うにもかかわらず、売ることのみが-正義-となっている取引を、残念ながら何度も見てきました。
日本でもっと地位向上するには、これまでと視点を変え、お客様のために日々学び続けることが必要だと個人的には思っています。
私は今独立して、企業の枠にとらわれない不動産エージェントです。だからこそクライアントファーストに努め、ついてしまった世間のイメージを少しでも払拭できたらと思っています。

学生時代はまったく勉強せず、柔道一筋の毎日を過ごしていました。卒業後もそのままアスリートの実業団へ。
しかしオリンピック予選敗退…。所属先の業種には興味が持てなかったため、別の業種で仕事を探すことに。すると、就職情報誌に「3年で支店長_年収1000万円超」「営業車シーマ(当時の高級車)貸与」という魅力的な広告が……。
社会経験の少ない筋肉青年は、そんな理由で不動産業界に足を踏み入れることになったんです(笑)。
当初は右も左もわからない状態だったので、やはり最初の5年6年は苦労しました。なにせ学生時代は机の中は漫画ばかりで笑、とにかくものを知りませんでしたからね。
ただこの業界でお客様に高額なものを提案するには、さすがにこれではまずいと感じ、そこから勉強を始めました。
勉強していく中で、わかったことは「無知の知」です。
つまり、知識を得るために一生懸命に勉強をすればするほど自分がいかに知識がないかがわかってしまうということ……。
でも、だからこそ学び続けていけるのかもしれません。
以前、知識不足ゆえにお客様にご迷惑をかけてしまいました。そんな失敗を繰り返さないためにも宅建業法や・建築基準法、民法は最低限、そこから、業法を含め各法律関係、裁判の事例等、ひと通り学びました。
知れば知るほどわからないことが出てくるので、いまでも毎日何かしら調べることを習慣にしています。頭が正常に動く以上、死ぬまでずっと成長!このスタイルを大切にしたいですね。

RE/MAXのエージェントには本当にいろいろな方々がおられます。
年齢やキャリア、加盟理由や活動スタイルも皆バラバラ。でも、そういったさまざまな形でエージェントとして活躍できるのがRE/MAXの良さだと思っています。
多種多様な方々がおられるので、私も刺激を受けていますね。
オフィスのミーティングで、「こういうケースどうしたら良いだろう」という質問をすると、皆さん独自の経験から「こういう風にしたらいいのでは?」という活発な意見をたくさんくださいます。
さまざまな背景を持つエージェントがいる分、この発想に幅があって実におもしろいんです。
私は29年不動産屋をしていて、実は頭が固い方なので、偏りのない意見が聞けるのはとても貴重でありがたい環境です。
不動産実務に関しては私の知識や経験をエージェントの皆さんに対してシェアし、エージェントの皆さんからは斬新で新しい発想をシェアしてもらう。そんな関係がつくれるのもRE/MAXならではですね。
また、RE/MAXでは女性が頑張っているケースが多く見られます。
女性特有のコミュニケーション能力で上手にさまざまなコミュニティに入り、お仕事につなげて成果を出されてるのです。
女性ならではの柔軟さで、しかも段階的に実力が身についていくならその底力は量りしれないと思っています。

エージェントをする上で、自分に与えているテーマがいくつかあります。
まずは地元北海道のふるさと創生。
たとえば町の古家をリノベーションして海外に情報を発信するなど、やり方はいろいろあります。日本だけで再活性が難しい町でも、町・北海道・海外を結びつけることでふるさと創生は可能になってくると思います。
RE/MAXの世界につながるネットワークを使わない手はありませんよね。

もう一つ、不動産弱者の救済についても考えています。
たとえばフリーランスの方です。相応の収入はあっても銀行から融資を受けにくい現状があるんですよね。
それを改善すべく、新しいかたちの不動産取得方法について複数の会社と共同プロジェクトを進めています。支払い能力はあるけどローンは組めない、という方も不動産を所有できるシステムを今構築しているんです。
また、このコロナ禍によって職を失い、住宅ローンが支払えず競売一歩手前状態の方も不動産弱者に…。弁護士さんや司法書士さんから最近とくに依頼が多く、複数の債権者と交渉しながら、クライアントファーストで動いています。

私は、ナンバーワンは求めていないのですが、クライアントにとっての最適解を提案できるオンリーワンのエージェントでいたいと思っています。そのためにはさまざまな視点を持つことが必要であり、日々の学びはそのためにあります。
今ではお付き合いが1年から5年、10年になる方もおり、そんなふうにクライアントの人生に深く関わらせていただけていることは、とてもありがたく誇りです。今後も売買だけでなく不動産というカテゴリーの中で、そのすべてに精通したいと思っています。
できることなら、どなたへも最適解の提案が常にできるよう知らないことはなくしていきたいですね。