STORY

「こうだったらいいのに」――みんなで見る夢は現実になる
RE/MAX Community Lab 田中 和彦REMAX×STORY

オフィスオーナー

不動産業界に身をおいて、来年の2021年でちょうど30年になります。
土地や建物って何をするにしても必要で、全ての根幹にあってすごく大事なものだと感じていて、生きている以上、不動産に関わらない人もいない。そういう意味で、不動産業にとても興味があったんです。
そんなわけで新卒から大手マンションデベロッパー会社に入社。
ここでは、土地の仕入れ業務から販売営業、マーケティングなど、不動産に関する一通りの仕事を学びました。
その過程で、ある方と出会ったんです。
のちにRE/MAX JAPANオーナーとなる池添 吉則氏です。一緒に仕事をしたのがきっかけで、たまたま出身大学も同じ、同じ業界にもいることから、よく交流するようになりました。

しばらくして、池添氏が立ち上げた会社に執行役員としてお誘いを受けることに…。
その会社では、不動産実務ではなくインターネットでの不動産オークションの運営を任されたんです。新しい試みだったため、視野も広がり、不動産をより多角的に捉えられるようなりましたね。
そして2008年、独立。株式会社コミュニティ・ラボの誕生です。
ここではこれまでの経験を生かし、不動産事業者向けのコンサルタントを始めました。

メインの仕事は事業者向けの不動産コンサルティングでしたが、今はいろいろ幅広く行っています。個人の不動産資産の管理、空き家や伝統的な町家の活用等、地域活性化につながる行政関連の相談員、不動産コンサルティング協会の理事。それ以外にも、セミナー講師や執筆のご依頼もいただいていて、起業してからのお仕事には恵まれました。

コンサルティング業務中心だったため、実は開業してからしばらくは宅建業免許を取得していませんでした。なので数年間、実際の不動産取引からは離れていたんです。でも、これが私にとっては良い結果に。
不動産取引を当事者ではなく、その周辺の立場からみることで、客観的にいろいろなものが見えるようになりました。良い面も悪い面も。
じゃあ自分なら何ができるか、何をしたら良いかが鮮明になり、開業してから5年後、宅建業免許を取得することにしたんです。
取得後、私が心がけたことは普通であること。当たり前のことを普通に提案し、会社目線ではなくお客様目線に立ってプラスになることは何かを常に考えました。
やはりこれがあるべき本来の姿だと思っています。

RE/MAXとの出会いは不動産仲介業を始めてから、1年程経ったとき。
交流が続いていた池添氏から、「RE/MAXというアメリカの不動産フランチャイズのビジネスモデルが日本全国に広まれば不動産業界は良くなる。一緒にやらないか?」と連絡が来たんです。
池添氏の考えならばおもしろいに違いないと直観的に思いました。
ところが、そのお仕事をお受けしよう決めたその日に、池添氏が突然他界。彼が生前残した「ひとりで見る夢はただの夢 みんなで見る夢は現実になる」──この想いを受け、2015年7月から既存事業と並行してRE/MAXに参画することを決めました。

まずは詳細を把握するため、すぐにアメリカのオフィスオーナーに話を聞きに行きました。そこでRE/MAXのビジネスモデルから実際のオーナーやエージェントとしての役割などを知り、これが日本でも浸透すれば間違いなく業界は良くなる、と確信。
同時に、私が現場から離れていた時に感じた「こうだったらいいのに」が、私個人レベルではなくRE/MAXなら全国レベルで実現できると思ったのも大きな原動力になりました。

とはいえ、すぐに事業が軌道に乗るかといったらそうではなく、難しい状況が続くことに…。
しかし、RE/MAX JAPAN現CEOの佐久川 氏がジョインし、これまで積み上げきたものと彼の本格的な活動により、良い風が吹き始めたんです。そこで、私は新しい一歩を踏み出すことにしました。

2020年現在、私は京都でRE/MAX Community Lab のオフィスオーナーとしてメンバーの一員でいます。
本部の仕事をしているうちに、オフィスを運営したくなって……(笑)。だってRE/MAXのビジネスモデルの良さはとてもよくわかっていますからね。

所属エージェントは現在5名。ダブルワークの方が多いですね。皆さんベースのお仕事のプラスになるようにと、活動されています。「プラス」というのは、収入はもちろんですが、各々のビジネスの質を上げる意味もあり、これはすごく良いことだなと思っています。
私のオフィスでは、定期的にオンラインミーティングを開催。そこでは、近況報告の他に、皆さんの各業界のホットな情報を共有しています。全員違う業界に携わっているので、とても刺激になります。営業活動する上でそういった情報は「幅」になるんです。RE/MAXならではですね。
オフィスをオープンして2年程になりますが、嬉しいことにエージェントさんはひとりも辞めていません。いい意味で私が「存在感の薄い」オーナーであるからかなと感じています。私自身の色はあまり出さず、つかず離れず、そんな関係をこれからも保ち、いろんな経歴を持つエージェントさんが不動産を通じてそれぞれが思い描く生き方をしてもらえたらなと思っています。

「こうだったらいいのに」を今はひとりではなく、仲間と一緒に実現できているのが、とても嬉しいです。そして今、日本全国に同じ想いを持ったオーナー、エージェントがたくさんいます。
「皆で見る夢は現実になる」──まさに今、それを肌で感じているところです。