STORY

目指すは「最終相談者」――エージェント文化で築く新たな関係
RE/MAX NOW 丹 信貴REMAX×STORY

オフィスオーナー

子どものころから「空気を読む」、「普通はこうだ」といったことが好きではなく…。
自分に対して正直に生きたかったですし、人間関係はフラットであることを望んでいます。これは変えようと思ったことはなく、今も変えていません。
というわけなので、学生時代のバイトから社会人一年目くらいまでは、ほとんどの仕事をクビになりました(笑)。
しかしそんな状況で前妻との間に子供を授かり…。さすがに、これまでのやり方では通用しないと感じ、知り合いから紹介された不動産会社で働き始めたんです。
ところがまさかのブラック企業…。毎日17時間くらい拘束され、会社のミスも個人のミスとして扱うような会社でした。
やるしかなかった状況とはいえ、そもそも合わない働き方をしなければならないことに強いストレスを感じていて、余裕がなくなり夫婦間の喧嘩も増えてしまい…。
20代半ばの人生経験が浅かった私は、いろんな事情を他人のせいにしていたんです。でも、このとき感じ経験した色々なことが以後の私を大きく成長させるきっかけにもなりました。

その後、その会社の先輩が作った会社で新たに役員として参画。自分の特性が良くも悪くもよく分かったので、いずれ独立をするつもりで10年を目途に。まともな社会経験がなかった私にとっては、全てが吸収の日々でした。

9年半後、退職し独立。タン・コンサルティング株式会社をスタートさせました。開業してすぐ思ったのは、経営は周りで見ているのと実際自分で取り仕切るのとでは全然違うということ。
社長としての重責が、やってみて初めてよくわかりました。

開業後、4年間ほどは一人で運営していたのですが、社員を雇用するようになっても、入っては去りが続くことに。
離職率を減らすために福利厚生を充実させたりしましたが、あまり効果はなく……。当時は確固たる企業理念などもなく、なんとなく会社が大きくなればという感覚で雇用を続けていたんだと思います。
ただ、社員が去らないようにしつつも、その理由が「独立」であるときはなぜか嬉しかったんですよね。新たな夢を持つ手助けができたんじゃないかと。
とはいえ、目の前の実務をこなしていくためには、やはり雇用の継続は重要で、独立を応援する気持ちと会社を運営していかなければならない気持ちのギャップに、ずっとジレンマを感じていました。

そんな中コロナ禍なり、理念やビジョンの再構築をしていたところ、会社に1枚のFAXが届いたんです。何やら聞いたことのない怪しげなセミナーの内容(笑)が、RE/MAXと私をつなぐきっかけとなりました。
2020年2月にRE/MAX CEO佐久川氏によるセミナーに参加。その日に、「あ、これはやるな」と直感的に思いましたね。その後本部の方や既存のオフィスオーナーさんからもお話を伺い、2020年5月、加盟することに。
加盟の決め手はビジネスモデルもさることながら「人」にありました。リマックスに関わっている方々は、考え方の角度がいい意味で普通じゃない(笑)。
自分にとってマイナスなことがなく、この組織に参加しない理由はありませんでした。それはリマックスについて、より理解を深めた今でもそう思っています。

2020年9月に「RE/MAX NOW」がオープン。コロナ禍のこんな時期だからこそ、その先の人生をより良くするためには『今』どうするか、どう決めるか、どう動くかが重要だと考え『NOW』と名付けました。
リクルーティング活動では、専用ランディングページを作成し、オフィスの役割やエージェントさんとの関係性を、こんな時期だからこそネット上でしっかり確認できるようにしました。
また、希望者にはオフィス見学会を開催し、エージェント登録後の事業に対する理解の相違が極力ないようにしています。信用・信頼が最重要ですからね。

RE/MAXは不動産会社というよりも不動産免許を使った、完全なサービス業と認識しています。その中でもRE/MAX NOWは、不動産エージェント向けの特定のサービスではなく、独立を目指すビジネスパーソンの成長をイメージしながら総合的なサービスを提供したいと考えているんです。
なので、今でもさまざまな業種の経営者から学び、思考錯誤しながら改善や工夫を日々繰り返しています。

この仕事は楽しいし、すごくやりがいがあると心から思っています。私がこれまで求めてきたことが、RE/MAXを通して実現していくのがとても嬉しいです。
RE/MAX NOWのビジョンは「エージェントという文化を神戸から日本中に浸透させ活気あるブローカーオフィスを創造する」こと。
そしてそれを実現するために、夢のあるエージェントさん全員が活躍できるオフィスの構築をすることがミッションです。

RE/MAXはエージェントさん各々が主人公になれる組織です。各自が夢を持ち、それに向かって活動する。私の夢のためにお願いされて活動しているわけではありません。だからこそ、最高のパフォーマンスに繋がるんだと思っています。
そして、人として、また同じ経営者の先輩や仲間として、シンプルでフラットな関係を築いていきたいです。
互いに助け合い切磋琢磨し、高めあえる一生の友でありたいと考えています。そのうえで皆さんの「最終相談者」になれたら、もう最高ですね。

GIVE&GIVE&GIVE×100&LITTLE TAKE。
先日のエージェント研修でふと思いついた言葉ではありますが、これが自然にできるようになれば未来は明るいと信じています。
さらには、当社の考えるエージェント文化の創造を実現するために、オフィスやリージョン、そしてRE/MAX JAPANの発展の為に可能な限り寄与していきたいと考えています。