STORY

「好き」が繋いだこの仕事ーー「You First, Me Second」をモットーに
RE/MAX Youtopia 畠山 直樹REMAX×STORY

エージェント

中学生のときにトム・クルーズ主演の「トップガン」という映画にハマり、その影響で、戦闘機のパイロットになることが当時の夢でした。

そのため、北海道在住でしたが、埼玉県の航空自衛隊の高校を受験。その高校の入学試験の倍率はなんど20倍以上だったのですが、運良く合格!

晴れてパイロットの道に!と進むはずだったのですが、入学を辞退することにしました。

「トップガン」の映画の中でバイクに乗るトム・クルーズもとてもカッコよく、高校に行ったらバイクの免許を取ると乗決めていて。実は、バイクにも乗りたかったんです(笑)。あとから知ったのですが、航空自衛隊の高校はバイクが禁止で。

せっかく合格したのでですが、パイロットになるまでの時間とバイクに乗れるまでの時間を考えたら、答えは決まってしまいました。昔からやりたいと思ったらあまり迷わず、すぐ行動に移したくなる性格なんです。

高校卒業後は郵便局へ入社。郵便局の窓口で保険の営業をしました。それと並行して自分のビジネスをスタートさせ、ある程度生計が立てられるようになったので、24歳で郵便局を退職。その後2005年に、大手保険会社から営業でヘッドハンティングされ、そこから外資系も含めていくつか保険会社を渡り歩き33歳で保険の仕事は辞めることに。

そこからは、若いころからカフェ巡りが好きで、憧れていたカフェ経営を始めました。

また、カフェ経営と並行して、中古車ディーラーの仕事も4年前にスタートしました。乗り物好きは変わらず。カフェは一年ほど前に建物を壊すことになり、残念でしたが、そのタイミングで6年間続けたお店を閉じることになりました。

こうあらためて振り返ってみると、ほんと好きなことを思い立ったときに始めていますね(笑)。

 

エージェントを始めたのは2018年3月。地元旭川のRE/MAX Youtopiaのオフィススタッフであり、RE/MAX Hokkaidoのリージョンスタッフも務める、高校時代の同級生の橋本 心さんからお誘いいただいたことがきっかけでした。

「お世話好きだし交流も広いからエージェントに向いているんじゃない?」と声をかけてもらって…。

言われて考えてみると、これまでの仕事のつながりで不動産の相談をされることもいくつかあったなぁと。加えて、自分自身も物件情報を見ることが好きで。気づけば自宅も3回ほど買い替えていたりして、知識は一般の方よりは無駄にありました(笑)。

なので、そういう経験や知識を生かして「エージェントとして不動産仲介をやっていく」というのはすぐにイメージできたので、その場で即決。

迷いなくエージェントとしてスタートしたものの、不動産業は未経験なので、やはり最初は不安がありました。でも橋本さんにいちから教えてもらいながら、わからないことはマメに確認し不動産実務の経験を積んでいきました。

簡単なお仕事ではないですが、正直これまでのような開業の手間やリスクがなく、雇用されるような縛りもないので楽しく自分のペースでお仕事させてもらっています。

自分がストレスなく楽しいと思えると、自然にお客様にとって良いサービスが提供できますからね。

私のお客様は直接の知人や友人が8~9割です。その他は、SNSや日常生活の中で不動産の仲介もやっていることを話して、それを見た、聞いた友人からの依頼や紹介を通して出会っています。

僕にとって仕事をする上で大切にしているポイントがふたつあって、

ひとつめは、SNSでの発信は見てくれている人にクスッと笑ってもらえるような小ネタを挟むこと。その合間に不動産のお仕事の話も入れながら、自分が不動産エージェントをしていることをアピールしています。どれだけ多くの方に知ってもらうかが、この仕事をする上でのひとつのキーになりますから。

ふたつめは、お客様との内覧を一種のアトラクション的要素として、自車のHUMMERでご案内すること。

内覧の案内がHUMMERというのはなかなかないと思います。大きい分経費もかかりますから…(笑)。以前僕の後輩が住む場所を探していて、3日かけて6~7件案内したのですが、結局契約は別ですることに。正直大赤字でした(笑)。

そんな笑い話もありますが、HUMMERに初めて乗ったと喜ぶお客様を見るのは、実は僕の楽しみのひとつ。ただ、北海道とはいえ、車が大きすぎて駐車場所に困ることもあるので、そこは案内場所によって臨機応変に対応しています。

2020年8月現在、まだまだ不動産エージェントとしての仕事の割合は、他の仕事も合わせた中で3分の1程度、収入は全体の5分の1ほどですが、やるからには結果を出してきたいと思っています。今後は他のエージェント仲間のように今よりもアクティブに活動して、ひとりでも多くのお客様に幸せを届けてきたいと思っています。

同じオフィスに所属するエージェント仲間には、女性で子育てしながらでも大活躍されている方がいたり、未経験でも積極的に発信してどんどん仕事を取ってくる方がいたりで、とても刺激を受けています。

 

 

日本人と不動産の関係をヘルシーに──これはRE/MAX JAPAN CEOの佐久川 靖行氏が研修やセミナー時に言う言葉で、僕自身すごく共感しています。

不動産の取引ってお客様から見えないところが本当に多いなと感じていて。僕のお客様はほとんどが僕となんらかのご縁があった方たちなので、安心してお任せいただきたい、そしてそのご縁は大切にしたい。そうなると、お客様にとって最善のサービスを提供する以外の選択肢はないんです。

会社に雇用されていると、会社の方針やノルマなどがあり、自分の意図としないことをしなければいけないときも出てくる。一番怖いのは、それが浸透して当たり前の感覚になってしまうこと。その点、RE/MAXであれば、どうするかは自分次第。

この仕事を永く続けるためには、どういうサービスをしていくかの答えはもう決まっていて、“自分らしく”誠実に。それを実現できるのが「RE/MAX」の一番の魅力だと感じています。

好きなことを自分自身が楽しんでそして人の役に立てるように頑張っていれば、必ず結果はついてきます。これは過去の経験から学んだことです。

ただ稼げればいいとか自己中心的な部分を優先するとうまくいきません。周りの人の役に立って、まずは差し出すという気持ちを大切にする。「You First, Me Second」を座右の銘としています。

そういう意味でガツガツ仕事はしてないかもしれません。だからこそ、反対にお客様の方から頼ってきていただけることもあると思っています。

月並みですが、人の役に立ち喜んでもらえることをするといつかは自分に返ってきます。さらに、それが自分の好きなことで実現できるとしたらとても幸せなことです。この想いを忘れず、これからも自分らしく生きていきていければいいなと思います。