STORY

ドイツと日本の架け橋に――RE/MAXで見つけた新たなミッション
RE/MAX Community LAB 小西 菜月REMAX×STORY

エージェント

昔、2階が学生寮になっている長屋の1階に住んでいました。

雨漏りがあるとその2階に父と行き、瓦を動かすと雨が漏らなくなり、「修理したらまだ暮らせるんだ!」とフレキシブルな町家に驚いたのを覚えています。豪華な家ではありませんでしたが、可能性のある家、そして子供にとっては、暮らしを支える庭のある大切な環境でした。

父の建築透視画制作の仕事の影響で、幼少期から磯崎新さんや安藤忠雄さんの本、ダリやヨーロッパの建築本を見ていました。

当時は多くのデザイナーが北欧へ行き、建築や芸術、都市というテーマでレポートを書いていて、思えば幼少期からそういったデザインの世界に触れていました。

 

そんな経験もあり、学生時代や社会人になってからも様々な形で建築やデザイン、そして芸術について学んできました。

学生時代は美術工芸やデザイン、社会人になってからは、日中は設計事務所での勤務をしながら夜は京都工芸繊維大学で建築を学ぶ日々。町家や庭について地域の資源から学ぶことは、非常に勉強になりました。

卒業後は、京都芸術センターにてアートコーディネーターとして勤務し、展覧会やお茶会開催を通じて、市民の人との交流、伝統や芸術を伝える現場の最前線を体験しました。京都は町内の高齢化や少子化で、区民体育祭、地蔵盆などの伝統をどのように継承するのか?などのいろいろな課題がありますが、自然と歴史に囲まれた街で魅力的な風土があると、改めて感じたのを覚えています。

 

海外へ行って学ぶ機会もありました。

デンマーク政府奨学生としてレンガの美しいコペンハーゲンで語学とデザインに触れたり、フィンランド政府奨学生としてフィンランドで木造建築を学んだり。

フィンランドでは、木造建築が現代のデザインで活かされ、子供も高齢者も共に暮らす施設や自然と共に生きる場所を見学し、ユニバーサル空間の重要性、世代を超えて共に暮らすことが大切だと改めて実感しました。

海外にも興味を持ちましたし、海外の文化に触れることで視野が広がったように思います。

その後は中国・北京で日本とドイツの事務所に勤務していましたが、日本へ帰国し国際結婚。

2020年にドイツの建築家である主人と共に、京都でデザイン会社「quest合同会社」を設立し、建築プロジェクトに携わってきました。

 

コロナ禍の2021年、子供の教育のために思い切ってドイツへの移住を決めました。

とはいえ子供の生まれは京都ですし、私自身も京都人。京都とのご縁を継続したいと考えていた時期に、京都にあるRE/MAX Community LABに出会いました。

Community LABのオフィスは不動産会社の事務所のイメージとは大きく異なる、町家を改装した空間。のれんがかかっており、おもわず「ただいま」と言ってしまいそうな場所です。芸術家が展示できる空間や、プログラミング教室、そして可変性の高い町家がうまく使われています。

そして田中オーナーとお話をする中で、「日本と海外を繋ぐ窓口になろう。京都人でありながら、ドイツへの移住が決まっている私にしかできない事だ」と感じ、ジョインを決めました。

 

移住してから、子育ては日本語ですがドイツ語も学びたかったので、毎日4時間の語学コースに行きました。

しかしながらドイツ語の勉強はなかなかハードで、「私は何でここにいるのだろう!」という葛藤もありましたが(笑)、毎朝、国際会議を開催しているようで、おかげさまで他国の文化や課題に触れることができました。

今ではドイツ語でコミュニケーションが可能になり、文化や歴史を知るための語学教育は本当に重要だと感じています。

 

ドイツでは不動産を探すのはとても大変という声を聴きます。どのエージェントを知っているか、どの会社を知っているかというネットワークが重要です。

私自身も、物件について聞かれることで、地域を知り、現地の方のお手伝いができればと思っています。

ドイツの地に来ても不動産に関わることで常に視点が建築と不動産になっていますし、オフィス名にもなっている“コミュニティ”というキーワードの大切さを感じる日々です。

■ドイツの街並み

 

日本を出てみて気付くのは、世界から見た日本はとても魅力的だという点です。

「一生に一回は日本に行ってみたい!」という方にたくさん出会います。日本文化に興味があるので話を聞きたい、日本語を学んでいるので喋りたい!など。世界から見て日本は注目されていますし、今後も不動産のグローバル化は進むでしょう。

日本人がこんな暮らしをしたい!ということを発信していくことで建築や不動産もどんどん発想豊かに実現すると思います。

ドイツでは休暇をしっかり取って家族で休みを楽しみますし、外国にセカンドハウスを所有するなど自国で物件を貸している人も多いです。京都にセカンドハウスを持ちたい、バケーションホームを持ちたいという場合、どこが良いのか、どんなところがいいのか、不動産情報だけにとどまらない京都人的見解をお伝えできます。

ただゲストハウスやホテルを持つというだけでなく、より時代に合わせたユニークなプログラムで、そこに住む人に愛される町、街並みをつくる建築として、都市やコミュニティレベルで不動産が大切に継承されていくお手伝いをしていきたいです。

 

私は、中立な立場の住宅建築コーディネーターでもあり、空間設計・ブランドの仕事もしておりますので、専門用語や考え方を客観的にわかりやすく説明するよう心掛けています。

さまざまなオプションをお客様に段階的にお伝えすることで本当に大事なことは何か整理されると思います。

エージェントはお客様の人生の大切な決定に関わっていますので、小さなことでも安心して相談してもらいたいですね。お客様の夢をお伺いし、よりワクワクする唯一無二の建築や不動産ビジョンをお客様のために創造したいと思います。

 

私自身の夢としては、将来は京都にも家を購入し、ドイツと行き来できるようにすることです。複数の人で物件を購入して、皆で使い続けるということで、どちらもふるさとであることを享受できればと思います。

今後も、海外移住、留学、建築設計、国際結婚の経験を活かし、海外に移住されたい方、京都に家を持ちたい方に、地元の情報と共にRE/MAXのキーワードである「シェアユアハート」できればと思っています!