STORY

セカンドキャリアは不動産と福祉の世界――繋がった新たな「やりがい」
RE/MAX Partners 小櫃隆之REMAX×STORY

エージェント

―RE/MAX エージェントとして活動を始めたきっかけを教えてください。

電機メーカーで33年間、一貫して営業職でお客様と日々触れ合って仕事をしてきました。
そして50歳になった頃、今後の人生について考え始めたんです。
通常であれば、60歳まで働き、定年後に関係会社での再雇用か、定年延長か…、といった選択となるですが、長い間同じ業界に携わっていて、またこれから先十数年間やり続けるのかと自問自答した時に、それはないだろうなと思ったんですよね。
そう思うようになったのは、ある人達との交流がきっかけでした。

40代の頃、息子も所属していた少年野球の監督をしていたんです。土日はほぼ全て朝から晩まで練習や試合。
名古屋や大阪に単身赴任中も月4回ある土日の3回は帰ってきて、指導していました。
どんなに大変でも子どもたちの成長を見るのにやりがいを感じていたのですが、実は別の楽しみもあったんです。
チームを運営していくのに、選手の育成指導はもちろんなのですが、チームのためにお手伝いしてくれる保護者の方々とうまくコミュニケーションを取っていくことが、実はすごく大事なんですよね。
なので、積極的に会話や交流を重ねてきたのですが、ここで出会う方々というのは、会社では出会えない人達ばかりで。自分の知らない世界がたくさんあって、話がとても面白いんです。
自分はずっと同じ業界にいたので、とても新鮮でしたし、自分もなにか新しいことができないかと真剣に考えるようになっていました。

それから考え始めたのが、なにか資格を取ってみようと。
順番が逆かもしれませんが、資格があれば、新しいことへ興味や関心が湧くのかなと思ったんです。
選んだ資格は不動産業に関わる宅地建物取引士。
というのは、単身赴任で数回引越ししたときにもお世話になったり、将来的に両親が住む家の相続などという場面でまた関わっていくことを考えると、不動産業って人生を通して必要な、生活に密着した仕事なんだなぁと・・・。
また、取り扱うものは違えどお客様としっかり向き合って仕事をするという点で、33年間の営業経験も生きるのではと、トライすることに決めました。

思い立ったのは5月だったので、試験本番の10月まで、仕事の隙間時間をフルに使って何十年ぶりかに勉強。イマドキっぽく笑、YouTubeやアプリも活用し、無事合格できました。
50歳でも新しいことは始められる、と更に実感できましたし、なにより、知れば知るほど不動産って面白いなって思いましたね。

宅建士の登録も済み、不動産の仕事はいつでも始められる準備は整ったものの、またどこかの会社に雇われるとなるとすぐに定年退職もあり、自分のペースで人生を歩めないと思ったので、新しく始めるのなら独立開業しようと、そこから数年、じっくり考えました。
家族からの理解も必要ですし、なにより不動産の実務経験がなかったので、開業したところでやっていける目途が立てられなかったのも正直なところです。

そこで、不動産の他にもう1つ収入の柱を考え始めました。プランBです(笑)。
今度は自分が好きなことで、社会貢献性のある参入障壁があまり高くないビジネスを検討。見つけたのが介護福祉タクシーでした。
実は私が住む区は23区の中で一番高齢者率が高く、4人に一人が65歳以上で、今後、今以上に需要も多くなりますし、お世話になった自治体に少しでも恩返ししたいという思いがあったんです。

プランBを実行するために、まずは一般タクシーを始めるのに必要な普通自動車第二種免許を取得。運転好きだったこともあり、ぶつけ本番で一発合格をいただけました。
次に介護福祉タクシーを始めるには、介護の資格が必要で、これがないと利用者さんを車椅子に乗せたり、ストレッチャーからベッドに移す等の介助ができないとのこと。
1カ月の短期集中コースで介護職員初任者研修を受講し、認定をいただきました。
さらに患者等搬送事業者向けに行われている、AEDを使った心配蘇生などの救命講習を受講し、東京消防庁からも救急搬送の要請が受けられるように。
これでプランBの準備も完了しました。

さあいよいよ不動産事業のプランAと介護福祉タクシーのプランBを遂行しようとしたところ、この2つのビジネスを同時に開業することができないことに気付き…汗。
そこで不動産業でなにか違う働き方がないか探してみたところ、見つけたのがRE/MAXの不動産エージェントという働き方でした。
最初はアメリカ発祥の…、というタイトルに胡散臭さを感じましたが笑、いろいろ調べていくうちに、雇われでもない、起業でもない、この新しい働き方にとても魅力を感じましたね。

早速本部に問い合わせて詳細を聞くと、これなら準備してきたことがすべて無駄にもならず、また、不安を抱いていた不動産実務未経験という点も寄り添ったサポート体制があることがわかり、安心感を覚えました。
加盟しているオフィスについても、各々独自のカラーがあるとのことで、その中で私にマッチしそうなオフィスをいくつかご紹介いただきましたが、直感というのでしょうか…、のちに所属することになるRE/MAX Partnersさんに絞ってお話を伺うことにしたんです。

オフィスオーナーの高橋さんとスタッフの尾田さんとお話させていただき、会社の事業内容や盤石な組織であることもとても魅力的だったのですが、なんとお二人とも以前福祉業界に携わっていたということがわかりました。
福祉の世界も初めて飛び込むので、こんな心強いことはないと、とてもご縁を感じましたね。
これまでも仕事をする上で感じてきたことですが、『ご縁とタイミング』、これって何をするにしても、すごく重要だと思っているんです。
RE/MAX Partnersさんとの出会いは、私にとって素晴らしいご縁で絶好のタイミングでしたので、こちらで新しいスタートを切ろうと所属を決めました。

 

―RE/MAX エージェントとして、どんなことをしていきたいですか?

2022年2月からRE/MAXエージェントとして活動を始めたばかりですが、今後「不動産×福祉」で双方の畑を耕し、自分らしい視点を持って、お客様をより快適な暮らしへ導いていけるような仕事ができればと思っています。
そして、福祉の仕事を通して空き家問題などにも直面していく機会があると思うのですが、その時には挑戦したいこともあります。
さきほど、在住区は高齢者が多いと言いましたが、実は小学生以下の子どもも多いので、核家族が多くなった今だからこそ、地域レベルでは世代問わず集まれる縦の繋がりも大事にした寺子屋的な空間を創っていきたいと思っています。
空き家をうまく循環させて、小さい範囲でも良いので社会貢献できればと。

夢を実現させるためにまず今できることは、これまでご縁のあった人たちに、こういうビジネスを始めんたんだと、とにかく広めて頭の片隅にいれておいてもらうこと。
この種まきが花咲くように、まだまだ学びは必要ですが、これからの人生の『やりがい』にしていきたいですね。