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〔コラム〕YouTuberとエージェント【前編】

今回はYouTuberのお話。
今更YouTuberの話?と言われそうですが、
YouTuberと不動産エージェントには重要な共通点があるので書かないわけにはいきません。
以前のメルマガではclubhouseのことについて触れました。
あの時の爆発的な盛り上がりこそおさまりましたが、今も多くの人が趣味に仕事にと利用活用し、現在のところ音声型SNSとしてTOPの座を保っている、と思います(筆者の個人的感想です)。伸びる市場であることは間違いなく、Twitterが音声チャットルーム「Spaces」を開発、Facebook社も同様のサービスを開発中。「音声型SNS」は一気にその市場を広げ、今後もプラットフォームは増えていくでしょう。最近盛り上がりを見せている音声よりも先に成熟したマーケットとなっていたのは画像とテキスト。こちらは様々な発信プラットフォームが既に複数存在し、中には消えていったものもあります。動画も然り。様々なプラットフォームが存在します。

動画に関してはそのストックにおいてYouTubeが不動のTOPといえます。

数年前に比べてYouTuberの社会的地位が上がったように感じます。
ほんの5~6年前、YouTuberには「変わり者」「目立ちたがり」といったイメージがありました、少なくとも世の中のオジサン達には。主な視聴者層は小学生から高校生、大学生。社会人は、音楽を聞いたり過去のテレビの録画画像等を見ることはあっても特定のYouTuberの投稿作品を見るような人は少人数でした。

ところが最近はどうでしょうか。老若男女のYouTuberが溢れています。
趣味性の高い発信だけではなく、販売促進や営業、自己アピール等にバンバン活用されています。多くのファンを獲得し、そのチャンネルが収益化すなわち広告収入を得ている一般人も珍しくありません。

そんな状況を見て、一気に増えたのが芸能人YouTuber。
ここ数年で急激にテレビ業界からの参入が増えました。こちらも当初は「変わり者」もしくはテレビでパッとしない人がするようなイメージがありましたが、今はそんなことはありません。2020年1月~12月に新規開設されたYouTubeチャンネルの同期間内登録者数ランキング上位10名の内8人は芸能人。佐藤健、手越祐也、仲里依紗、渡辺直美など知名度は高くテレビ業界で十分に稼げている人が名前を連ねています。YouTubeの魅力は収入の話だけではなさそうです。

知名度、仕事、そして(おそらく)十分な収入があり、テレビ業界で居場所を確保できているのになぜYouTubeを始めるのか。その理由はおそらく「自己実現」ではないでしょうか。

テレビの仕事はドラマであれバラエティであれ、内容はあらかじめ決められており出演者は自由に振る舞えない。局が用意した台本、企画に沿って立ち振る舞わなければなりません。他人の指示に従い、収入を得るわけです。

それに比べてYouTubeは自由です。
もちろんYouTubeの規則は守らなければなりませんが、内容もキャスティングも全て自分で決めることができます。自由に作った動画の権利も自分のもの。どこで再生しようと再配信しようと勝手にできます。その上再生回数が上がれば収益になります。しかもその金額には上限はありません。再生されればされるほどに収入が増えます。

好きな事をして収入は可能性無限大。これはやらない理由がない。素人が相当数のアクセスを集めて何千万円も稼いでいるのを見て、知名度のある芸能人がYouTuberになるのは当たり前の流れともいえます。

この流れ、何か不動産エージェントにも通じるものがあるように思えませんか

*本コラムは、RE/MAX JAPAN のメルマガで配信した内容を基に掲載しております。
本文中に出てくるデータは配信当時に当社独自の調査に基づいたものです。
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